暴力撤廃アクション Action Against Violence
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暴力撤廃アクション Action Against Violence

日本バレーボール協会の取り組み

バレーボールの世界から
暴力・体罰・ハラスメントを撤廃する。

日本バレーボール協会では、バレーボールの健全な普及・発展のために、「コンプライアンス宣言」を制定しています。これにより、法令等を誠実に遵守するだけでなく、スポーツパーソン・スポーツ関係者として品位と名誉を重んじ、フェアプレーの精神にもとづいた模範となるような行動を推進しています。

日本バレーボール協会の取り組みの歴史

2013.1

日本バレーボール協会会長メッセージ/暴力根絶に向けて

前年12月に発生した事件を受け、日本バレーボール協会会長(当時)より暴力根絶に向けた決意メッセージを表明。

2013.5

日本バレーボール協会「体罰・暴力の相談窓口」開設

 
2016.3

「コンプライアンス委員会」の設置

倫理規程の内容一部見直しと体制強化を盛り込んだコンプライアンス規程を制定し、これを推進する組織としてコンプライアンス委員会を立ち上げ。

2016.4

「コンプライアンス宣言」

「コンプライアンス宣言」はこちらから

2016.6

「コンプライアンス違反の通報窓口」の運用開始

2013年5月より開設した「体罰・暴力の相談窓口」から、更なるコンプライアンス違反の早期発見及び是正を目的として、内部通報窓口(日本バレーボール協会事務局内)と外部通報窓口(法律事務所)を設立。

2016.6

加盟団体コンプライアンス担当役員任命

日常的な連携・推進体制を強化し、責任体制の明確化を目的として、日本バレーボール協会及び日本バレーボール協会加盟団体にコンプライアンス担当役員を任命。

2017.2

加盟団体代表委員総会

日本バレーボール協会加盟団体の事業計画において「体罰・暴力ゼロ」に向けた具体的対策を盛り込むこと、及び各大会開会式での宣言・組織内での徹底・講習会の内容充実等を重点項目として依頼。

2018.10

メッセージ日本バレーボール協会会長//コンプライアンスの更なる強化に向けて//

会長(当時)の厳命の下、日本バレーボール協会が率先してコンプライアンスを推進し、違反行為に対しては断固たる厳しい処分を下す決意であることを表明。

2023.1

今後の目指すべき方向として「JAPANバレーボール宣言」と、バレーボールに携わるすべての人が持つべき共通の価値観としてクレド(行動規範)「JAPANバレーボールWAY」を制定

https://www.jva.or.jp/jva/manifesto_way.html

これまでの主な活動

コンプライアンス宣言

日本バレーボール協会では、「コンプライアンス宣言」を制定しています。
協会の組織運営体制におけるコンプライアンス違反の点検はもちろん、加盟団体および関係者にも点検・改善・強化をお願いしています。

グッドコーチングセミナー

暴力・体罰・ハラスメントを起こさないために、指導者として身につけるべき考え方や対応方法について学べます。講師は、スポーツ心理学の専門家に依頼しています。

相談窓口の設置

プレーヤーを守ることはもちろん、暴力・体罰・ハラスメントの撲滅に対して取り組むために、「コンプライアンス違反の通報窓口」を設置しています。

暴力の定義表

体罰・暴力・ハラスメントについて
(概念と具体的な行為)

項目 概念 具体的な例(バレーボール会場[練習等]で見られる)
体罰 指導の適正な範囲を超えて身体に触れずに与える練習や罰則

・個人への過度な練習

・ミスをした選手や全員への「正座」「立たせ」「トイレに行かせない」「水分を取らせない」

・高温時に行き過ぎた指導

・ルールを破った選手への丸刈り

暴力 合理性や正当性を欠き直接的、間接的に身体に触れ苦痛を与える行為

・顔面への強烈な打ち込み(近距離)

・「殴る」「叩く」「蹴る」等の不当な行為

・キャプテンにミスをした選手を「叩かせる」

ハラスメント

・いろいろな場面での「嫌がらせ、いじめ」を指す

・他者に対する発言、行動等が本人の意図に関係 なく、「相手を不快にさせたり」「尊厳を傷つけ たり」「不利益を与えたり」脋威を与えること

・負けたのは「お前のせいだ!」「バカ!」「死ね!」 等の発言

・選手の移籍妨害

・保護者との関係により選手を試合に出さない

・他者の不適切指導を「見て見ぬふり」

・マッサージと称して身体接触すること